死神の浮力 伊坂幸太郎 文藝春秋
前作「死神の精度」は短編だったがこれは長編。
短編のつもりで読み始めたら、長編かつ子供を殺された父親が今回の調査対象で気持が沈んでしまいしばらく読み進められず止まってしまった。
しかし、話が進み殺された菜摘ちゃんの両親、山野辺夫妻がちぐはぐな千葉さんとのやりとりで明るくなりこちらも読み進めることができた。
本城に対するキャンペーン適用は心外だったが落ちがありすっきりした。
だが、山野辺にはキャンペーンを適用して欲しかった、千葉さんは仕事に対してまじめすぎる。
テーマは
・「死」は怖いのか?
・25人に1人といわれる良心を持たない人間「サイコパス」
主要登場人物(死神)
いつもの死神 千葉さん
作家で被害者の父親の山野辺遼、その妻美樹。
かつて山野辺の担当編集者、箕輪君。
サイコパス 本城崇。
死神 香川。
山野辺の本を読んで「のっぴきならない」を知った小木沼。
☆☆☆☆★
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