2012年12月30日日曜日

散華ノ刻

散華ノ刻-居眠り磐音江戸双紙(41) (双葉文庫) 佐伯 泰英 http://amzn.to/ZOKJUg
孫を見に来たじいさん、ばあさんシリーズは3部作らしいが、もう1巻は何を書くのだろう。あらかた片付いたと思うが。
それと、あとがき読むとどうしても50巻まで引っ張るようだ。
☆☆☆★★

2012年12月29日土曜日

情けがからむ朱房の十手

情けがからむ朱房の十手 (PHP文庫) 池波 正太郎,宮部 みゆき,平岩 弓枝 http://amzn.to/ejnDLL
江戸怪盗記 池波正太郎
葵小僧と鬼平のお話。鬼平犯科帳以前に書かれた短編。鼻が重要なファクターとなっている。

鰹千両 宮部みゆき
振り売りの魚屋の鰹を千両で買おうと言う老舗呉服屋。その訳は。

夜鷹三味線 村上元三
様々な辛い思いをして生きてきた夜鷹のおさわ。八丁堀の同心に捕まってしまう。おさわはどうなるのか・・・。

夜の橋 澤田ふじ子
お馴染み公事宿鯉屋の居候田村菊太郎が関わった土左衛門にまつわるお話し。

めんくらい凧 都筑道夫
なめくじ長屋捕物さわぎシリーズの一つ。筋立てに一ヵ所無理がある。
そこが残念。

三本指の男 久世光彦
逃げ水半次無用帳の中の一編。横溝正史へのオマージュでもあるらしい。何だかな?であった。

三つ橋渡った 平岩弓枝
御宿かわせみシリーズの一編。
赤ん坊を使った盗賊のお話し。かわせみに雨宿りした母子は・・・。

☆☆☆★★

2012年12月24日月曜日

春霞ノ乱

春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫) 佐伯 泰英 http://amzn.to/Pn42Ao
関前藩内紛の巻き第一段。もちょっとして中古が安くなってから買おうと思っていたら次の巻が出てしまい、1月のカレンダー見たらその次の巻も出版予定で慌てて購入。
内容は関前藩内紛のようでいて田沼の影が見えるといった感じ。次を読みたいなと思わせてくれた。
じいさん、ばあさんも孫にあえて取り敢えずめでたしめでたし。
☆☆☆★★

2012年12月20日木曜日

青仁才

新潟市山田にあるお蕎麦屋さん。
ネットで評判だったのでお邪魔してみた。
混むという事で11時30分の開店から間をおかず到着。
我々の後に続々と車が入ってくる。
飛び石を踏み玄関の引き戸を開けるとスタイルの良い女性が出迎えてくれた。
店内は座敷、テーブル席、カウンター席が有り、我ら3人いい年だから奥の座敷でいただくことに。
店内はジャズが心地よく流れている。

注文は野菜天もりを十割そばにして大盛りで。
時間が掛かると言われたけど本当にかなり待ってお蕎麦が出てきた。
天麩羅は揚げているから後で出てくるとのこと。
お腹が減っていたので写真を撮り忘れ食べ始める。

お蕎麦は細い。今まで食べてきたお蕎麦の中で一番と思うくらい細い。
そしてそば汁(ツユ)は少なくて濃い。これもいままで経験したことがないくらい。
だから必然的に、そばちょこの中に入れたお蕎麦全体に汁が浸ることなく そばの香りを楽しみながら食べられる。
そして十割そばだからなのかお蕎麦にモチモチ感がある。
そば粉は我がふるさと小千谷産とのこと。
遅れて出てきた天麩羅はさつまいも2つ、れんこん、舞茸・・・だったような。天つゆではなく塩でいただく。衣が薄くサクサクとして美味しい。

薬味は各自の小皿の上に少量の大根おろしとわさび。
こだわりなのだろうテーブルの上にはメニューと紙ナプキンだけ。爪楊枝とか、七味なんて置いてなくさっぱりしたもの。

私には大盛りだけど若干物足りなさが残る量、しかし美味しくいただきました。

帰る頃には玄関に空き待ちのお客さんが3名ほど、店内含め女性客が多かった。
再度訪れたいので程々に繁盛していて欲しいお蕎麦屋さんでした。

半分以上食べて写真撮影してないことに気付き慌てて撮った。

2012年12月19日水曜日

追い風ライダー


追い風ライダー 米津一成

近藤史恵さん、川西蘭さんなどバイクのお話は結構読んだけど、これが一番自分でも自転車に乗りたいと思わせる本だった。レース参加者だけでなく身近なライダーについても書かれた本だからかと思う。
5つの短編だけどそれぞれの登場人物が一寸ずつ関連している。

桜の木の下で
 事故で旦那を無くした悲しみを乗り越え、旦那の残した自転車コースを辿る女性。

キャットシッター
自転車に乗ってキャットシッター見習いのバイトをしている商社勤めの女性。キャットシッター先には桜の木の下での女性も。通勤途中に合うメッセンジャーと恋の予感。

旧友の自転車屋
商社に勤める壮年男性。自転車で伯父の見舞いに行ったことが切っ掛けで夫婦で自転車に目覚める。当然勤めている商社にはキャットシッターの自転車乗りの女性がいる。

勇気の貯金
子供の頃、おばあちゃんに会うため東京から土浦まで自転車で行った元体験を持つ関口さんがブルベというサイクリングイベントのコースを思いでの土浦までの道で作る。
ブルベの参加者には自転車屋の主人とその友人である商社勤めの男性が懐かしい旧式フレームの自転車で参加し、かってホビーレースで落車し大怪我をしたが、今は来年フランスで開かれる1200キロのブルベに参加しようとするくらい回復している真行寺というライダーもいた。

さとうきび畑
ナイトクラブでお店の女の子から突然、今度自転車でどこかに連れていけと声を掛けられた関谷。
お店の女の子にはお金を貯めて買いたいものがあった。それは・・・。
この5編の中で一番素敵に思った話。沙紀が可愛かったからか。
真行寺さんと関屋の関係が一つのか柱。
キャットシッターの彼女を持つホビーレーサーも出てくる。


☆☆☆☆☆

2012年12月17日月曜日

ぼくのメジャースプーン


ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス) 辻村深月

「凍りのくじら」にちょっと出てきたふみちゃんがあのような状態になったワケがわかるお話。松永くんも出てくる。

とある力を持った少年が、ふみちゃんをあんなにした犯人に復讐する為にどうやったら効果的か考える過程で犯罪を犯す人、被害者そしてその周りの人々の心理を考えさせる。
最後はどうやら明るい兆しが見えて終わる。マドレーヌを作ってくれたお姉さんも生きているしね。


☆☆☆★★

2012年12月11日火曜日

凍りのくじら

 

凍りのくじら (講談社文庫)  辻村 深月

このお話も読み辛かった。本の選び方が悪いのか時々挫けながらやっとで読み終わることが多い。
流氷に閉じ込められ呼吸ができなくなり死んでゆくくじら。それは誰なのかと思いながら読み進めたが最後まで当てはまる人がいなかった。
時間をおいて再読すると解るのかもしれないが、今は解らない。

スロウハイツの神様での芦澤光こと理帆子は感じがまったく違っていた。

今は
☆☆★★★

2012年12月8日土曜日

湯沢より

湯沢のホテルからの定点観測 12月8日9時

12月8日11時
  

12月8日14時 

12月9日9時

スキー場のメッカ湯沢にはうっすらとしか雪が積もっていないのに関越を北上すると徐々に悲惨な状態になり川口付近がピークで山本山トンネルを抜け小千谷インター付近では若干積雪が減ったような気がした。

下道は下道でひどい状態であった。


2012年11月30日金曜日

疾風の河岸

疾風の河岸-はぐれ長屋の用心棒(22) (双葉文庫) 鳥羽 亮 http://amzn.to/pZV3Yp

3巻跳ばしちまった。島田さんが突然現れて驚いた。

リアル12

REAL 12 (ヤングジャンプコミックス) 井上 雄彦 http://amzn.to/UROjWt

毎年のことだが一年待ちに待って、30分かからずに読んでしまうのはスンゴク悲しい!

2012年11月29日木曜日

セカンド・ウインド4 お届け予定日メールがキター!

Amazonさんからメールが来た。

ご注文いただいた以下の商品のお届け予定日が確定しましたのでお知らせいたします。現時点での新しいお届け予定日は以下のとおりです。
注文日:2011-08-26

  川西 蘭 "セカンドウィンド 4"
    お届け予定日: 2013-02-15 - 2013-02-17

なお、万が一商品の入荷に問題が発生した場合は、
別途Eメールでご連絡いたします。

やっぱり楽天ブックスにあったように2月13日が発売日なんだな。

ただし、この週は日本にいないような気がする。

2012年11月26日月曜日

セカントウインド4 その後

現在、楽天ブックスでは発売日が2013年2月13日で受付している。私がAmazonで見ると
お客様は、2011/8/26にこの商品を注文しました。登録したお客様には、この商品のご注文受付開始時にEメールでお知らせします。」と表示される。どっちだろう?

先ほど川西さんにツイートしてみたから、もし返事があったらお知らせします。

若冲・応挙 展


最終日だと気付き慌てて見に行ってきた。

応挙の大瀑布は迫力があったが個人的には若冲の水墨が好み。筋目描きによる鯉の鱗、亀の甲羅、鶏の羽もいいが芭蕉の葉のような大胆な筆使いがいい。まあ前に見た野菜の涅槃図ほどの衝撃はなかった。

会津八一記念館が800円、みなとぴあが常設展付きで1,000円。作品数も内容も倍以上違うようだが合わせて1,800円と考えるのが妥当なんだろう。仁清の焼き物等もあり目の保養はさせていただいた。



2012年11月23日金曜日

一八六八年 終りの始まり―アーネスト・サトウの夢と現実



一八六八年 終りの始まり―アーネスト・サトウの夢と現実

 茶屋 二郎

幕末の数々の物語に登場する英国通訳アーネスト・サトウの日本滞在時の日記に基づく小説。ドキュメンタリーかと思ったけど小説だった。読みやすかったけど踏み込みが浅かった。

著者がバンダイの元社長なんだが趣味の範疇を超えていないのかと思う。

☆☆☆★★

2012年11月19日月曜日

主殺し



主殺し-知らぬが半兵衛手控帖(18) (双葉文庫) 藤井 邦夫

このシリーズも超ワンパターンだが水戸黄門のドラマと一緒でこれはこれで良しとする。

2012年11月18日日曜日

本朝 金瓶梅



本朝金瓶梅 林 真理子

今助六と呼ばれる江戸の札差と歩けば男が振り返る色香あふれる妾おきんのシモネタ満載喜劇。

中国の水滸伝のスピンオフ的物語を林真理子が江戸時代に置き換えたお話だが、林真理子がこの本をどんな顔をして書いたかと考えると空恐ろしい。

☆☆☆★★

2012年11月16日金曜日

チルドレン



チルドレン  伊坂 幸太郎

破天荒な陣内の係わる事件5件の短編集。五話が繋がり最後に謎が一つ解明される。
一話
大学時代の友人鴨居と遭遇する銀行強盗。永瀬と知り合う。
二話
家裁調査官となった陣内の後輩武藤が語る誘拐事件。
三話
永瀬の恋人優子が会議中に思い出す黄金時代の事件の思い出。
四話
再び武藤が語るダメ親父のお話。
五話
永瀬が語るデパート屋上での出来事。

☆☆☆++ 
ってところか 。

2012年11月13日火曜日

オーデュポンの祈り



オーデュボンの祈り (新潮ミステリー倶楽部) 伊坂幸太郎

オーデュボンはアメリカの画家であり鳥類研究家である。
彼の書いた図鑑のコピーが関係してくるのだが、全体の設定が常態の日本でないことと、登場人物の設定も厳しい設定であったためか、第一作でこれ以降の作品に比べて軽快感がないからなのか読み終わるまで時間がかかった。
伏線の必然性が無く無理矢理な感じがした。

☆☆☆★★

2012年11月9日金曜日

2012松雲山荘


柏崎 松雲山荘のライトアップ。先週はまだまだだったから一週間おいてランニングついでに見てきた。先週よりだいぶ色付いていた。もう少しだな。

2012年10月28日日曜日

はやり風邪


はやり風邪ーはぐれ長屋の用心棒(18)(双葉文庫) 鳥羽 亮

いつも見ているTVの捕物帖を見ている様なもの。
放送は見なくてはいけないし、発刊されたら読まなくてはいけない。

ゴールデンスランバー


ゴールデンスランバー  伊坂幸太郎 新潮社

 ケネディ暗殺を題材にオズワイルドにされかかった青柳雅春の逃走劇とその周辺の人々のお話。
ビートルズのゴールデンスランバーの歌詞とともに、学生時代の思い出ともうそこには戻れない、それぞれの境遇を織り混ぜながら逃走は続いて行く。

私には樋口晴子がいないことが寂しい。竹内結子でなくてもいいんだが・・・。

☆☆☆☆★

2012年10月26日金曜日

長岡 孫四郎蕎麦


孫四郎そば 長岡蔵王店 天丼そばセット大盛930円なり。
値段は安かったが、私には汁も蕎麦もさっぱりし過ぎ。

2012年10月21日日曜日

スパイクを買いに

スパイクを買いに はらだ みずき 41才にして草サッカーを始めるおじさんのお話。
自分が走り始めた頃の事を思い出させて貰った。
☆☆☆☆★

グラスホッパー


グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川書店

マリアビートルを先に読んだのはやはり失敗だった。
マリアビートルでの鈴木さんとの違いに驚いて、何がきっかけで変化するのかと思ったがこのお話の経験と以降の塾講師としての経験がマリアビートルの鈴木さんを造ったと勝手に結論付けた。
孝次郎が可愛くて、私もシールをもらいたい気分。

☆☆☆☆★

2012年10月20日土曜日

重力ピエロ


重力ピエロ 伊坂 幸太郎  新潮社

遺伝子が話の中心を成しているが、連続放火の場所と遺伝子の関係はくどいと言うか無理矢理な感じがあり馴染めない。
伏線を回収する前にネタバレしていてもっとひねろよ言いながら読んでいた。
☆☆☆--