2012年5月27日日曜日
舟を編む
舟を編む 三浦 しをん
「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かびあがる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いを誰かに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは坊漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう」
そのために「海を渡るにふさわしい舟を編む」人たちのお話し。
そして彼らは言う「俺たちは舟を編んだ。太古から未来へと綿々とつながるひとの魂を乗せ、豊穣なる言葉の大海を行く舟を。」
三浦しをんさんの人物設定が好きなんだろうな。馬締、香具矢、西岡、佐々木さん・・・。それぞれのキャラが確立されていて、最後まで物語に関わってくる。
ちょっと軽めな感じでしたが、楽しく読まさせていただいた。
☆☆☆☆★
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