2011年11月25日金曜日

サヴァイヴ(Thu, Nov 24)

18:38 今日は休肝日。 今月末期限の株主優待券がまだあるので、夕飯はhottomottoの海鮮天とじ丼。 http://t.co/vQZaJCM4



23:42  サヴァイヴ 近藤 史恵 読了 


SURVIVE-生き延びる。生き残る。がテーマなのだろうか。まあ後付のタイトルだからな。

サクリファイス、エデンのスピンオフ6編。最後のトラウーダを除き既読なのは承知で読んだ。
だいたい、本編のサクリファイスエデンも話の内容はすっかり忘れている。

老ビプネンの腹の中
老ビプネンはフィンランドの神話カレワラに出てくる巨人の神様。老ビプネンの腹の中に落ちたワイナミョイネンは鍛冶屋の真似をして熱さと痛さで吐き出させることに成功する。
一人称はヨーロッパのチームで活躍する白石誓。前チームで同僚だったフェルナンデスが薬物中毒で死亡する。ロードレースを出口の無い老ビプネンの腹の中にたとえ、そこから脱出するには・・・。というお話なんだろうか?

スピードの果てに
チームオッジの伊庭和実が一人称。赤城はコーチになっている。
公道で伊庭の乗るレーサーに絡んできたオートバイが追突事故を起こし運転手は死亡する。
伊庭はそのことがトイラウマになり調子が良くない状態で日本代表としてヨーロッパのレースに参加する。そこには白石も代表として参加。レースを辞めるには・・・。

プロトンの中の孤独
一人称は赤城。スペインのアマチュアチームからオッジに移った頃の話。新人の石尾豪も同時にチームに入る。チームのエースは久米。赤城は久米に命じられた同僚に転倒させられる。危うく逃れた石尾は・・・、山猿が一つ成長したのか。

レミング
一人称は赤城。チームのエースは石尾。理由有って沖縄のレースに出場したい安西の意を汲んだ現地スタッフのアルバイトの女の子たちが石尾のレースを妨害する。
「プロトンてレミングの集団みたいだな」
「集団で自殺する鼠?」
・・・
「リーダーがしっかりしていれば大丈夫だ」
石尾がリーダーを自覚した一編。

ゴールよりもっと遠く
一人称はオッジのコーチになった赤城。
話はまだ赤城が現役の頃のこと。とあるチームが看板スターを勝たせるためレースのスポンサーとして主催者に圧力をかけ、オッジを書類不備により不参加にさせる。参加できなくなった石尾の行動は・・・。
そして石尾がゴールの先に見ていたのは・・・
引退をほのめかす赤城に対し、「あんたが言ったんだ。俺をツールド・フランスに連れて行けって」
・・・ってことだ。

トラウーダ
一人称はポルトガルのチームに移った白石誓。チームメイトの実家に下宿する。
ポルトガルの闘牛(トラウーダ)を下宿先の両親と見物に行く。
トラウーダの牛の姿と、チームメイトがドーピングを疑われるチームメイト状況が交錯する・・・そんなお話。

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