市塵 (上・下) (講談社文庫) 藤沢 周平
間部詮房と共に徳川六代将軍家宣を支えた新井白石の話。
生類憐れみの令の後始末、林家との静かな戦い。
朝鮮使節団との戦い。
貨幣改鋳で私利私欲を貪る勘定奉行との戦い。
等々白石の業績が数々あることを初めて知った。
更に、体が弱く特に腹を下しやすく、登城の途中で商家でトイレを借りたり、何日も登城出来なかったりとなかなか辛そうである。
また、白石の子供達も体が弱く何人もが小さなうちに亡くなっているなど医療が発達していなかったとはいえ父として辛かったと思うがそんな白石が藤沢周平によって淡々と描かれていた。
☆☆☆☆★
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