2014年8月3日日曜日

ミッドナイト・バス



ミッドナイト・バス 伊吹有喜 文藝春秋

新潟市から高速道路で1時間程の架空の市、美越市にあるバス会社の白鳥交通。
そこで高速バスの運転手をしている高宮利一。東京の会社をやめ突然帰郷した息子怜司、ゴスロリのショップで働きながら仲間とウェブサイトで魔法少女のキャラをやる彩菜、別れた妻の美雪、今の恋人志穂。そしてその周辺の人々が織りなす人間模様。

悪人のいないお話し。まあ少し美雪の今の夫に問題はあるが大したものではない。
結末も未来のある終わり方だった。

伊吹さんの本ははじめて。三重生まれの人が何で新潟に住む人を主人公にお話を書いたのか不思議であったが何か繋がりがあったのだろう。うれしいことだ。
名前を見て男性か女性か悩んだが話の内容は女性が書いた感じがすると思ったら正解であった。
写真を見たら素敵な女性であった。

☆☆☆☆★

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