昨年、大宮駅周辺のお蕎麦屋さんを検索した結果、駅に近く評判が良かったので訪れたけれど、13時を過ぎで、もう予定数量は出てしまったようでお店は閉まっていました。
ってことで2度目の挑戦。
お品書きを見ると普通のお蕎麦屋さんと少しシステムが違うようだ。
「そば」と「セット(そば+つけ汁)」、「つけ汁」っていう分け方。
よくわからないがセットがお得なのだろうと一番シンプルなおろし汁セット900円をたのんだ。
でも、そば1人前750円っていうのがシンプルな汁+お蕎麦だったようだ。
「大盛りはあるんですか・・・」と聞こうとして聞かなくて正解だったのは後でわかる。
蕎麦屋さんらしく日本酒もそろっているが全部新潟のお酒ってのは好感が持てる。
そばが来た。圧倒的な量だ。麺は星がいっぱい入った平打ちの麺。
汁は大きめのお椀に大量の大根おろしと多分鰹節が入っている。
平打ちの麺にはやっぱし、強烈な汁じゃないとダメなんだろうと思うが、麺は細ければ細いほど美味しいと感じる私の舌には麺も汁も相性はよくなかった。
普通のお店の2.5倍は確実にあるお蕎麦を苦しみながら全部平らげた。
この麺の量だからつけ汁が別オーダーできるメニューだということが分かった。
二人以上で一人前の麺をシェアしてつけ汁だけ好みのものをオーダーするってことなんだ。
私が行ったのは開店早々の11時過ぎだったからすいていて空いてるところにお座りくださいと言われたが、12時過ぎれば混雑するらしく11時半過ぎに来たお一人様は大テーブルに座るようお願いされていた。
まあ、やっぱり人の好みは様々だと思い知ったお店でした。
2014年7月27日日曜日
2014年7月26日土曜日
名もなき毒
名もなき毒 (文春文庫) 宮部みゆき
村杉三郎シリーズ第2段。
トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵の北見のもとを訪れる。そして連続殺人事件へと巻き込まれてゆく。
青酸カリ、シックハウス、土壌汚染と人間の心の中に潜む毒。いじめ、嘘、嫉妬、ねたみ・・・。
☆☆☆☆★
2014年7月20日日曜日
俺たちの約束
おれたちの約束 (おれのおばさん) 佐川光春 集英社
三部作の三巻目らしい。高見陽介は父親の実刑判決により家族と別れ北海道で伯母が一人で切り盛りする児童養護施設から中学に通い、今は仙台の有名進学校で高校生活を始めた。寮の仲間の中本、菅野と中国留学生の周君、担任の村瀬先生等との様々な出来事のなかで高校生活は過ぎ学園祭の当日、地震が起きる。緊急事態の中で、仲間の絆は深まって行く。
軽く読めて爽やかな読後感のある作品。
☆☆☆☆★
2014年7月19日土曜日
中郷 そば処文文
上信越道中郷ICから国道を妙高方面へ右折するとすぐに右側にある。
はじめてのお邪魔。
新潟県のお蕎麦の本によるとざるは1枚、2枚、3枚、4枚と数が増えるに従いお得になると書いてあったのですが、そのシステムはやめて普通、中もり、大もりってことにしたようです。
最初のシステムだと複数人で行った時はお客さんが有利だと思うから今のが正解だと思う。
お蕎麦も今年になってから二八から十割になったそうです。
ガイド本によると水蕎麦といって冷えた水に入れたお蕎麦があるらしいけれど、今日は普通にざる中もり。
汁は辛目の福島系と甘目の戸隠系から選べるというので男は素直に辛目で。
カウンターにある突出しは自由に持って来ていいとおっしゃるので大根サラダとお蕎麦の素揚げを持ってきたら、唐突に10cm位の長さの半割大根がおろし器の上に乗ってドンと出された。
予期していなかったのでびっくり!しかし当然これは自分ですって薬味にして頂戴ってことだろうとお蕎麦が来るまで一生懸命、大根おろしの制作にいそしむ。
突出しは他に昆布の煮物と、なすなどの野菜の煮物があった。
中もりのざるが登場。
結構盛りはいい。お蕎麦は十割だけどまあ普通ってところでも減点要素は無し。
汁は辛目とは言ってもつんとしたりとがったところはなく、ダシの効いた美味しい汁でした。
カウンターにコーヒーもあり自由に飲める。これで610円は大変リーズナブル。
大根は半分余ってしまった。
今度は水蕎麦に挑戦しよと思う。
はじめてのお邪魔。
新潟県のお蕎麦の本によるとざるは1枚、2枚、3枚、4枚と数が増えるに従いお得になると書いてあったのですが、そのシステムはやめて普通、中もり、大もりってことにしたようです。
最初のシステムだと複数人で行った時はお客さんが有利だと思うから今のが正解だと思う。
お蕎麦も今年になってから二八から十割になったそうです。
ガイド本によると水蕎麦といって冷えた水に入れたお蕎麦があるらしいけれど、今日は普通にざる中もり。
汁は辛目の福島系と甘目の戸隠系から選べるというので男は素直に辛目で。
カウンターにある突出しは自由に持って来ていいとおっしゃるので大根サラダとお蕎麦の素揚げを持ってきたら、唐突に10cm位の長さの半割大根がおろし器の上に乗ってドンと出された。
予期していなかったのでびっくり!しかし当然これは自分ですって薬味にして頂戴ってことだろうとお蕎麦が来るまで一生懸命、大根おろしの制作にいそしむ。
突出しは他に昆布の煮物と、なすなどの野菜の煮物があった。
中もりのざるが登場。
結構盛りはいい。お蕎麦は十割だけどまあ普通ってところでも減点要素は無し。
汁は辛目とは言ってもつんとしたりとがったところはなく、ダシの効いた美味しい汁でした。
カウンターにコーヒーもあり自由に飲める。これで610円は大変リーズナブル。
大根は半分余ってしまった。
今度は水蕎麦に挑戦しよと思う。
2014年7月16日水曜日
ペテロの葬列
ペテロの葬列 宮部みゆき 集英社
杉村三郎シリーズ第3弾。しかしこの話から読み始めてしまった。前作「名もなき毒」の内容は今回結構描かれていたので大筋は理解したが今回に引き継がれている心理的影響までは汲み取っていない。残念。
巨大コンツェルンの会長娘婿の杉村三郎は、社内報の副編である。OBの大物の取材帰りに乗ったバスが乗っ取られることから話は始まる。
Sensitivity Trainingとマルチ商法と浮気の話。ひっくるめると「裏切り」の話。
内容は暗くドロドロしたものだが、主人公杉村三郎と義父今多嘉親のおかげでサッパリした読後感となった。
下の絵は本文中にも出てくるレンブラント 「ペテロの否認」。連れてゆかれるイエスが、イエスなど知らないと言っているペテロを振り返っているところ。
この本の題名が意図するところは何だろう。「裏切り者」埋葬するための人々の葬列なのか、「裏切り者」が並んで「死」「破滅」に向かって歩いているところなのか。私は後者だと思う。
ペテロは下で中庭にいたが、大祭司の女中のひとりがきて、ペテロが火にあたっているのを見ると、彼を見つめて、「あなたもあのナザレ人イエスと一緒だった」と言った。するとペテロはそれを打ち消して、「わたしは知らない。あなたの言うことがなんの事か、わからない」と言って、庭口の方に出て行った。ところが、先の女中が彼を見て、そばに立っていた人々に、またもや「この人はあの仲間のひとりです」と言いだした。ペテロは再びそれを打ち消した。しばらくして、そばに立っていた人たちがまたペテロに言った、「確かにあなたは彼らの仲間だ。あなたもガリラヤ人だから」。しかし、彼は、「あなたがたの話しているその人のことは何も知らない」と言い張って、激しく誓いはじめた。するとすぐ、にわとりが二度目に鳴いた。ペテロは、「にわとりが二度鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と言われたイエスの言葉を思い出し、そして思いかえして泣きつづけた。(マルコによる福音書14:66-72)
無駄な知識
「ペテロ」「ペトロ」は聖ペトロにちなむヨーロッパ諸言語の一般的な男性名としても用いられ、現代言語ではえ英語のピーター、フランス語のピエール、イタリア語のピエトロ、ドイツ語のペーター、スペイン語・ポルトガル語のペドロ、ロシア語のピョートルなどと発音される。
☆☆☆☆★
2014年7月7日月曜日
漁港の肉子ちゃん
漁港の肉子ちゃん 西 加奈子 (幻冬舎文庫)
だめな男を吸い寄せる肉子ちゃん。
ださい何かも、ばんばん手に入れる肉子ちゃん。
冷静で大人びた小学生の娘キクりん。
そんな二人の日常生活が語られてゆく。
最後にキクりんの出生の秘密が明かされる場面では鼻の奥がツンとしてくる。賢いキクりんはずっと前に気づいていた。
お馬鹿でダサい肉子ちゃんの大きな愛に包まれてキクりんが素直で綺麗な娘に育つことを期待する。
本当は石巻を舞台にしたかったのだが東日本大震災の影響で日本海側の漁港を舞台にしたそうだ。話される方言は聞き覚えのある新潟県中越地方のものだった。
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