2012年6月22日金曜日
無人島に生きる十六人
無人島に生きる十六人 (新潮文庫) 須川 邦彦
mont-bellの会員に届けられる冊子で紹介されていたので、早速アマゾンさんに届けてもらった。
明治31年いつも冬は遊ばせていた帆船・龍睡丸を活用しようと南方に漁業調査に向かった16人。
嵐で船が座礁し、伝馬船一つと少量の米、缶詰等とともに海抜4mの小さな島に漂着したが、明るく、前向きに生き抜いた海の男達の実話。
アオウミガメの牧場やアザラシとの交流も面白い。
明治の日本男子は強いってことを再認識させられた。
辛いことも淡々と語られ辛そうに感じず、心の葛藤など微塵も見せず文学的ではないところが少し不満だが、それでも星5つ。
無人島に行くときはぜひ持ってゆきたい。
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