はなとゆめ (単行本) 冲方丁 角川書店
白露の置くを待つ間の朝顔は
見ずぞなかなかあるべかりける
朝、白露が置くのを待つか待たないかの、ほんのいっときの間・・・・・・
それしか咲いてくれない朝顔の花は、むしろ見てしまうことで残念な思いに駆られる。
そんなことなら、いっそ花など見ないほうが良かったのではないかと。
朝顔の花を人の美しさ、栄光、誇りといった「華」に例え、それらもいつしか衰えてしまうものだと言う。しかし「華」を見られて幸せだったと清少納言は語る。
中宮定子VS藤原道長の上っ面をさらっと撫でた感じで清少納言に語らせた。
と言ったお話し。
☆☆☆★★
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