2013年11月30日土曜日
ときぐすり
ときぐすり 畠中 恵 文藝春秋
町名主のお気楽息子麻之助シリーズ第4弾
お寿ずをなくした心の傷も癒えた麻之助と幼なじみの清十郎、吉五郎が繰り広げる江戸人情話。
朝を覚えず
不眠に悩む人が良く効くという売薬。その真の目的は・・・。
たからづくし
清十郎が意味不明な書き置きを残し居なくなった。麻之助が行方を追う。
きんこんかん
おきん、お紺、お寛のそれぞれ食べ物屋を出した娘三人が吉五郎に言い寄る。その訳は・・・。
すこたん
「すこたん」とは行き違い、間違い、思いもよらぬこと、あての外れること。
小西屋、増田屋の争いが思いもよらないことに。
ともすぎ
ともすぎは共過。持ちつ持たれつ世を渡ること。
それは丸三、吉五郎、清十郎、麻之助のこと。
ときぐすり
時薬のことを、「歳月を過ごしていくと、そのことが心を癒してくれる。時そのものが一種の薬になる。」と賊の飯炊きだった滝助は信じたことがあった。
そんな滝助がふにを助けたお返しに麻之助に相談を持ちかけた。私はこれからどうすればいいかと・・・。麻之助は考える。
☆☆☆☆★
2013年11月28日木曜日
2013年11月20日水曜日
一瞬の風になれ
一瞬の風になれ 第1部・第2部・第3部 佐藤多佳子 講談社
主人公は、神谷新二。
サッカー少年だった新二は幼馴染みの一之瀬連と共に春野台高校陸上部に入部する。
連は中学時代天才と言われたスプリンターだったが、しばらく陸上から離れていた。
そんな二人が陸上選手として成長して行く姿を描く。恋ばなあり。
唯一の悪役が赤津のみという善人オンパレードのお話しですが、レースの描写は目の前で繰り広げられているような臨場感あり。
単行本3冊のお話しですが最後まで飽きることなく読み終えました。
(内緒だが、多分2度目の読書だったような気がする。読んでいて細かいところは覚えていないけれど大まかな筋は解っていた。歳を取ると読んだかどうだか分からなくなって困ったもんだ。)
2013年11月17日日曜日
死神の精度
死神の精度 伊坂 幸太郎 文藝春秋
死神はミュージックが好きだ。
死神は7日間かけて死が妥当か否かを調査する。
死神が「可」と報告したら8日目に調査対象者は死ぬ。しかし、7日目までに死ぬことはない。
死神は調査対象者ごとに容姿の設定が異なるが、苗字は変わらない。
死神は寝ない。
死神は毒を食べても死なない。
そんな死神、千葉が担当した調査6件。時間は物語に連れ流れてゆく。
死神の精度
苦情処理を担当する女性をクレーマーがカラオケボックスにつれこもうとする。
死神と藤田
やくざ同士の抗争の最中、昔気質の藤田のもとに現れた千葉。
吹雪に死神
吹雪に閉じ込められ、外界と連絡を断たれた洋館で連続殺人が起こる。
恋愛で死神
わざと不細工に見えるようにダサイメガネをかけている荻原。彼は向かいのマンションに住む古川朝美に恋している。しかし彼女にはストーカーが。
旅路を死神
母親を刺し、渋谷で若者を刺し殺した森岡と共に車で、十和田湖、奥入瀬へ向かう千葉。
死神対老女
とある海辺の町で美容室を営む老女。彼女は千葉に明後日、若い男女のお客をそれぞれ2人づつ連れてくるように依頼する。
☆☆☆☆★
2013年11月7日木曜日
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