2013年7月27日土曜日
ヒヤー・カムズ・ザ・サン
ヒア・カムズ・ザ・サン 有川 浩 新潮社
真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年立っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた・・・・・・。
この7行のあらすじから誕生した二つの小説。
大切な人への想いが、時間と距離を越え、人と人を繋げていく。
有川浩が贈る、物語という希望。
・・・と帯には書いてある。
間違いではない。
試みとしては面白いのかもしれない。
しかし物足りない読後感がある。
文字数の問題か、こちら側の期待が大きかったのか。
☆☆☆★★
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