2012年2月5日日曜日

頭のうちどころが悪かった熊の話



頭のうちどころが悪かった熊の話 安東 みきえ
読了
動物を題材にしたファンタジー7話
それぞれ独立した話だけど、所々つながりがある。一つ一つ教訓は有るけど押し付けがましくはない。
下和田サチヨさんの絵も素敵。

1.頭のうちどころが悪かった熊の話
とある理由で頭を打った熊がレディベアを探すお話。亀とハチ素敵で悲しい関係。頭をうった熊が殺されてしまわないことを望む。

2.いただきます
トラとキツネとニワトリとトカゲとクモとハエの食物連鎖と美味しそうな旅人のお話。

3.ヘビの恩返し
カコの実を食べたヘビのお父さんを助けるヘビの子供とトラ、そして未来の芽を食べたヘビのお母さんの裏返しと恩返しのお話。

4.ないものねだりのカラス
シラサギと友達になりたいカラスのお話。友達になってしまえば…。

5.池の中の王様
ハテと言う名の何でも疑問に思うオタマジャクシとヤゴの友情。

6.りっぱな牡鹿
意味のない事、意味のある事そんなこと色々考えるよりお腹がいっぱいになれば幸せだってこと。

7.お客様はお月さま
頭のうちどころが悪かった熊の親友のツキノワグマと月が友達になったお話。
頭のうちどころが悪かった熊はまだ生きているようで嬉しい。

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