2024年12月24日火曜日

婿どの相逢席

 

ひょんなことから大店の仕出屋『逢見屋』の長女お千瀬と知り合った小さな楊枝屋の四男坊・鈴之助。めでたく婿入りし、人もが羨む逆玉婚のつもりが一見若主人、それはあくまで建前で大女将、女将、若女将が実権を握り婿の義父と鈴之助は隠居と変わらない待遇だと祝言の翌日に申し渡される。
そんな『逢見屋』の仕来りと千瀬の妹達からの冷遇を耐え一つ一つ変えて行く。
のんびりした誰からも気軽に声を掛けられやすい雰囲気のほんわかした鈴之助が次第に逢見屋を変えてゆき家族と店の懸案事項を解決してゆく様をにやにやしながら読める作品でした。
★★★★☆

クジラアタマの王様

 

都議会議員と製菓会社の広報マンとアイドルが夢と現実の中でチームとなって戦うお話し。
伊坂作品なので当然宮城県も舞台となる。
挿絵に漫画があり理解を手助けしてくれる。
語り部は広報マン。
ハシビロコウが何だったのか、夢なのかパラレルワールドなのかどちらが夢で、現実なのかといったところもあって、ちょっともやもやの残るが、テンポのいい語りであっという間に読み終えるけれど、
ハシビロコウの学名が「クジラアタマの王様」だと知った。
★★★★☆

2024年12月18日水曜日

きんぴか

 

出所したてのヤクザ、罠にはめられた元国会議員秘書、自分の信念に基づきお偉いさんをコテンパンにした元自衛官の3人をリタイアしたデカがどう使うのか?ってお話。

ピスケンが救急救命センターの看護婦長、自称「血まみれのマリア」に恋をした。軍曹とヒデさんはどう思うのか?!ピスケンの恋の行へは?

金ぴか完結編。まだ読んでいたかった。また3人にあいたいと思わせる破天荒な奴らの物語。

敵対する組の親分を殺り13年刑務所で過ごした阪口健太、通称ピスケン。
湾岸派兵に断固反対し、単身クーデターを起こした挙句、自殺未遂をした大河原勲、通称軍曹。
収賄事件の罪を被り、大物議員に捨てられた元政治家秘書の広橋秀彦、通称ヒデさん。
あまりに個性的で価値観もバラバラな3人が、何の因果か徒党を組んで彼らを欺いた巨悪に挑む!悪漢小説ということだが、この3人に加え個性豊かな登場人物がハチャメチャな物語を津l食ってゆく、痛快なお話しでした。
結構古い発行の本なんで続巻は望めないだろうな。