2023年2月14日火曜日

わらの人

 

初めて入った理容店でバツイチで気さくな女性理容師さんにマッサージされている間にうとうとしてしまい、眼が覚めると思いがけない髪形や眉に。
見た目の変化による自分の気持ちや、相手の反応の変化により大きく境遇も変わって行く人たちのお話し6編。
なぜこのタイトルなのかは読み終わっても解らなかった。
★★★★☆

2023年2月6日月曜日

ひかりの魔女

 

三部作の第一巻なのに最後に読んでしまった。
なので結果はわかっているがその過程を確認していくどくしょとなってしまった。
会社が危ない父親、パート先がつぶれそうで雇主ともうまくいっていない母親、浪人生の長男、反抗期で中学校でも問題を起こす娘の一家におばあちゃんがやってきた。
昔、ここで書道教室の先生をしていたおばあちゃんはそのころのコネクションと料理の腕を使い魔法の様に次々と一家に変化を与えてゆくというお話し。
3巻目のさっちゃんの巻きにつながるエピソードも盛り込まれている。2巻へ繋がる内容が結果として描かれていない部分も多いが2巻「にゅうめんの巻」を読めば色々わかることもある構成になっている。上手にほめることと嘘も方便ってことの大切さが分かるお話しでした。
★★★★☆

探偵の鑑定1

 

対探偵課探偵・紗崎玲奈と万能鑑定士・凜田莉子が協力してヤクザに挑む。玲奈と人を信用することで解決しようとする莉子の対比を強調しすぎているように感じた。
莉子と小笠原が偽警察官から襲われるところは、玲奈たちとの比較もあるのだろうがビビり方が極端すぎ。
他の所でも暴力的な
この巻では小笠原記者がクビになりそうなところで終わる。
★★★☆☆

2023年2月2日木曜日

とげ

 

南海市の市民相談室主査・倉永晴之は、上司の高速バス回数券偽造の不祥事、市民からの様々なクレーム、妻の交通事故、子供の兄弟げんか、マイカーのタイヤをパンクさせられる嫌がらせなどでとげが刺さったようにイライラを募らせる。そんな中、市長に酒席で絡まれ、晴之は市長から暴行を受ける。この辺までは読んでいるこちらもイライラしてくる内容でいつ読むのをやめようかと思うほどだったが、ほかの人の書評で後半はすっきりすると書かれていたので頑張って読み進めた。確かに後半はいくつかの伏線を回収しながらすっきりする内容だった。でも、前半だけ読んで投げ出した人が結構いるんじゃないかと私は思う。

★★★☆☆

2023年1月26日木曜日

あたり―魚信

 

魚釣りのお話し6編。みんなちょっとアウトサイダーな人が主人公。「奇跡を信じたければ釣りをすれば良い」という言葉通りにいろんな奇跡が起こる。規模は小さいにしても。
★★★★☆

2023年1月24日火曜日

柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾

 

時代はペリーが浦賀に来た頃、船宿「篠屋」を舞台に女中「綾」の目を通した6話。
口入屋内田の主人から紹介され綾は篠屋の女中となる。
あまりその素性は紹介されていない。若く見えるが歳は28、父親は医者で、兄は浮世絵の収集をしていて行儀作法は祖母からしつけられた。結婚していたことはあるが今は一人。働き者であり機転が利く、このぐらいのことが6つの話の中から伺える。
大きな事件は起こらないがそれでも船宿の飯炊きの息子千吉が下引きをやっていることもあり、船宿内外の出来事が綾に関わってくる。綾の目を通しそれらが語られてゆく。
綾の人柄が良いのか心軽やかに読み進められるお話しでした。
★★★★☆

2023年1月23日月曜日

切り絵図屋清七 冬の虹

 

最終巻
具合の良くない藤兵衛の跡を継ぎ清七が主となった絵双紙本屋・紀の字屋は、ますます繁盛していた。
一方、それを恨む同業者の近江屋が、紀の字屋の乗っ取りをはかっているという、噂が聞こえてくる。
そんな中、絵師の与一郎が、身に覚えのない人殺しの罪を被せられ、牢に入れられ清七は真相を追う。
★★★★☆